タイ語の勉強法 その1

タイ語の勉強について

僕が今までやってきた、また今もやっているタイ語の勉強法をまとめておこうと思います。

「その1」としたのは、僕のタイ語はまだまだで、まだ習得したとは言えない状態なのですが、単語をつなげて文を作り、タイ人となんとか会話できるレベルにはなったので、ここらでタイ語の勉強法を整理しておこうということです。

自分なりににタイ語を習得した、と思える段階になったら、また色々と気づきがあるでしょうから、「その2」を書こうと思っています。

以下に挙げたことは、僕はタイに来てから本格的にタイ語を勉強し始めて、やってきた、また今もやっている勉強法です。

また、タイ語を勉強する上で、気をつけるべきポイントも記しました。

語彙(単語数)を増やす

語彙を増やす為にやっているのは、以下の単語集2冊です。

まだ覚えきれていないので、いまだにやっています。。

ちなみに単語集にしろ、会話集にしろ、絶対CD付きにしたほうがいいです。
タイ語の習得において、正確な発音を身につけることは非常に大事で、また難しい点でもあるので、CDでネイティブの発音を聴くのは必須だと思います。

今すぐ話せるタイ語単語集

「今すぐ話せるタイ語単語集」
最初に買う単語集としては、これがいいかと思います。
いい点として、例文が豊富なので、その単語の使い方をイメージしやすいです。
また、全て発音記号が付いています。

聴いて,話すための-タイ語基本単語2000

「聴いて、話すための タイ語基本単語2000」
上の本と出てくる単語がかぶってますが、これだけの単語数で音声CDがあるのは、この本ぐらいではないでしょうか。
この本も全て発音記号が付いています。

語彙を増やす為の勉強は、上記の単語集と、あとは、このブログです。

このブログについては、身の回りのタイ語を訳していけば語彙が増えるだろう、という考えで始めましたが、以下の様な効果もありました。

・タイ語の長文を訳す訓練になっている。
・文の中で、人の名前と固有名詞が早く判別できるようになった。
・日本語においてのカタカナ英語のように、タイ語でも日常的に英単語が思った以上に多く使われていることに気づいた。(また、英単語をタイ文字で綴る際のスペリングの特徴が分かってきた)

今までに買ったタイ語の本

トラベルタイ語会話手帳 ことばに親しみこころに触れ合う旅

「トラベルタイ語会話手帳 ことばに親しみこころに触れ合う旅 CD」
会話集なんですが、実際に使える文が多いと思います。
ただ、発音表記が全てカタカナです。これは発音記号にしてほしかったですね。

CDエクスプレスタイ語

「CDエクスプレスタイ語」
この本は、アルクのサイトで連載していたバンコク・ブログのヒトミさんが、最初に勉強したタイ語の本としてあげていて、「へー」と思って買ったものです。

確かに文字、文法、会話文とまとまっていて、ボリュームもちょうどよく、初心者にはベストかもしれないです。
ただ、この本も発音表記が一部カタカナです。これは、全て発音記号にしてほしかったですね。

タイ語の基礎

「タイ語の基礎」
この本は、中級者向けというか、タイ語を勉強し始めて、3ヶ月~半年くらい経つと、いくつか疑問点が出てくるのですが、その多くはこの本が答えてくれる感じで、「そうだったのか」と納得できると思います。
また、レイアウトがよく、非常に読みやすいです。

タイ語学校

僕は、完全に独学はキツイと思っていたので、タイ語学校にも行きました。

行った学校はWalenです。
Walen Thai School

学校を決める前にフリーペーパーなどに載っている学校をいくつか見学して回って、ここにしました。

ここにした理由はいくつかあって、まずは、僕はグループレッスン希望だったのですが、僕が見て回った中では、グループレッスンが成り立っていたのがここぐらいだったからです。
また、1年間のタームのスケジュールが決まっていて、途中参加ができないところもありますが、ここは途中参加もできます。

また、僕は働きながらだったので、クラスのタイムスケジュールで、僕の都合のいい時間帯があった、というのも大きかったです。

また、授業料が比較的安いです。

入ってみて、ここがよかったと思うのは、授業で出てくる単語を毎回綴りを発声練習させるので、タイ文字を覚えるのによかったです。
タイ文字を覚えるのは、タイ語初心者にとって大きなハードルですが、僕が苦労せずに覚えられたのは、完全に学校のおかげです。

ただ説明は全て英語と一部タイ語で行うので、英語が全く分からない人にはキツイかもしれません。でも、日本語で説明してくれる学校なんてほぼ無いと思いますが。

また、僕は学校に入る前は、ほぼ完全な初心者だったこともあって、ここのゆるい雰囲気が好きでしたが、しっかり勉強したいと思う人や中級者の方はもっと厳しいところに行ったほうがいいかもしれません。

発音について

発音の勉強は、発音記号を覚えて、対応する発音を理解して練習する。これが基本ですが、タイ人の会話を聞き取るには、僕はこれでも足りないと思います。

いくつか会話上の発音の特徴があって、正確に聞き取り、発声するにはそれらを理解しておく必要があります、

僕が気づいているものや、タイ語の本でも載っていることで、いくつか例をあげます。

・「pr」や「kr」などの二重子音は、会話では一つ目の子音の「p」、「k」しか発音されないことが「圧倒的に」多いです。

・否定のマイは、時に「メ」もしくは「ミ」と発音されています。

・子音のchは「チャ」であったり、「シャ」であったりします。最初はその中間辺りの発音と思っていましたが、タイ人の発音を聞いていると、明らかに「チャ」と発音することも、明らかに「シャ」と発音することもあります。これは、日本人には違う音に聞こえる2音をタイ人は同じ音として扱っている、ということだと思います。

例をいくつか挙げましたが、このように発音記号を理解しているだけだと分からない、発音上の特徴も知っておかないと、正確な聞き取り、発声は難しいと思います。

文法の勉強は不要?

英語に比べるとタイ語は、文法はあまり気にしなくていい言語だと思います。

基本文型は、主語+動詞+目的語で、英語と同じですが、修飾語は、被修飾語の後ろから付くという特徴があります。

基本は以上で、他にメジャーな規則は無いと言っていいと思います。

英語で特徴的な、時制による語形変化無し、単数形と複数形の違い無し、それによる動詞の語形変化もありません。
英語の時制の規則や、日本語の複雑な語形変化に比べると、単語を並べるだけで文ができてしまいます。

また、場合によって主語の省略ができたり、目的語を先に言う形も可能だったりするのは、日本語に近いと思います。

会話力

会話力をつけるには、とにかくタイ人と話す機会を作る、というのが第一ですが、いくつか会話力をつけるのによいと思っている勉強方法があります。
以下の勉強は僕も始めたばかりです。

一つ目は、タイポップスを聴くこと。

タイポップスの歌詞は、普段の会話で使う表現が沢山出てくるので、会話表現の勉強になります。
参考書などには、載っていない表現を学べます。

タイポップスの歌詞を沢山訳しているサイトもあるので、ここに載っている歌を探して聴くといいかと思います。
プレーンタイ (タイの歌) – pleng.exblog.jp

もう一つタイポップスを訳しているサイトがありました。(2014/5/14追記)
カタカナで発音も書いてあるので、タイ文字はまだ読めないけど、歌いたい人にはおすすめです。
曲数もすごい多いです。
テムテムな歌

会話表現ではないですが、上記のサイトに加えてお勧めなサイトを紹介します。(2018年6月10日追記)
タイ字新聞、タイ語の記事をとりあえず日本語に
タイ語の新聞記事やニュースを訳しているサイトです。
私の翻訳記事よりずっとレベルの高い翻訳が見れます^^;
タイ語の文章とその日本語訳の大量なデータであり、個人的に非常に価値の高いサイトだと思います。

会話力をつけるもう一つ目の勉強法は映画のDVDです。

条件として、タイ映画でタイ語字幕と英語字幕が付いているものか、洋画で英語字幕とタイ語音声とタイ語字幕付き、もしくは日本映画でタイ語音声とタイ語字幕付きのものがいいです。

タイ語の音声と字幕と、その訳が分かるものですね。

屋台で売ってるVCDは字幕が無いので、ショップでDVDを探すといいです。
いくつか上記の条件に合うものが見つかるかと思います。

この映画DVDを使った勉強法は、僕が英語の勉強をするときに好きだった方法で、辞書や参考書には載っていない生きた表現が学べますし、実際の会話のスピードの聞き取りの練習にもなるし、好きな映画を見ながらであれば、勉強もさほど苦痛でなくなるし、お勧めです。

以上です。

他にもいくつかタイ語の本も買ってるし、寄り道もしたのですが、今のレベルまでだったら、結局上記の本だけでよかったと思います。

しかし、現段階でタイ語のレベルに伸び悩みを感じています。
タイ人同士のスピードの早い会話を理解できたり、TVなどで目に入って来るタイ語を素早く読むことができたり、というレベルになるには、まだ道は遠いなあ、という感じです。。

僕なんかは年齢がいってから勉強を始めたし、基本的に働きながらなので勉強時間を確保するのもままならないこともあるので、非常に上達のスピードが遅く、もどかしいのですが、まあマイペースでやっていこうと思っています。

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