前回は、疑問詞について勉強しましたけど、今回は何でしょうか?
今回は不定代名詞について説明します。
不定代名詞?
例えば、「何かありますか」の「何か」のことです。
タイ語では、日本語に似ていて、疑問詞を不定代名詞として使うことができます。
他にも、数量の不定表現も学びましょう。
「何かある」「何も無い」といった文の、「何か」「何も」を不定代名詞といいます。
不定の対象を表します。
英語では some や any で表されるものです。
タイ語における不定代名詞の表現を学びましょう。
疑問詞を使った不定代名詞
タイ語では、日本語と同じく、「何か」「誰か」「どこか」のように、疑問詞を不定代名詞として使います。
以下に説明していきます。
อะไร 「何か/何も/何でも」
疑問詞อะไร [ʔarai] は「何か/何も/何でも」という意味で不定代名詞として使うことができます。
疑問詞 อะไร と สัก [sàk] +類別詞をいっしょに使ってあらわすことがあります。
否定語と疑問詞 อะไร をいっしょに使うと、「何も~ない」という全否定の意味になります。
意味を強める為に、เลย [ləəi] を文末に置くことがよくあります。
文頭に置き、ก็ [kɔ̂ʔ] を伴って、意味合いを強調することもあります。
疑問詞 อะไร の後に(疑問詞 อะไร が修飾語を伴う場合にはその後に)ก็ を伴った述語が続くと、「何でも~」という意味になります。
อะไร を使った疑問文の形に ก็ が続くと、「何が(を、と~)~しても」という意味になります。
ใคร 「誰か/誰も/誰でも」
疑問詞 ใคร [khrai] は「誰か/誰も/誰でも」という意味で不定代名詞として使うことができます。
否定語と疑問詞 ใครをいっしょに使うと、「だれも~ない」という全否定の意味になります。
疑問詞 ใคร の後に(疑問詞 ใคร が修飾語を伴う場合にはその後に)ก็ を伴った述語が続くと、「だれでも~」という意味になります。
ที่ไหน 「どこか/どこも/どこでも」
疑問詞 ที่ไหน [thîi nǎi] は สัก+類別詞といっしょに使って不定の意味を表します。
否定語と疑問詞 ที่ไหน をいっしょに使うと、「どこにも~ない」という全否定の意味になります。
疑問詞 ที่ไหน の後に(疑問詞 ที่ไหน が修飾語を伴う場合にはその後に)ก็ を伴った述語が続くと、「どこでも~」という意味になります。
เมื่อไรก็ได้ 「いつでも」
疑問詞เมื่อไร [mʉ̂arai] の後に(疑問詞 เมื่อไร が修飾語を伴う場合にはその後に)ก็ を伴った述語が続くと、「いつでも~」という意味になります。
เมื่อไร を使った疑問文の形に ก็ を伴った述語が続くと、「いつ~しても」という意味になります。
疑問詞を使わずに不定の時期を指すこともあります。
不定の数、量を表す不定代名詞
上記は、「何か/誰か/どこか/いつか」のような意味合いの不定代名詞を説明してきましたが、不定の「数、量」を表すには、以下の言葉を使います。
บาง 「いくらか、若干、少々」
不定の数を述べるときに、บาง [baaŋ] 「いくらか、若干、少々」の後に、類別詞など単位を表す言葉を続けて使います。
บ้าง 「いくらか、少しは、多少」
動詞句の後に続いてบ้าง [bâaŋ] 「いくらか、少しは、多少」を用いて、不定の意味を表します。
コメント
“บางคนตอบว่าใช้ บางคนตอบว่าไม่ใช้” は「使わないと答えた人もいれば、使わなかったと答えた人もいる」です。
ご指摘ありがとうございます!すいません、これタイ語のほうが間違ってました。”ใช้”「使う」でなく”ใช่”「そうです」ですね。教えていただき、ありがとうございました!