前回は、疑問の終助詞について勉強しましたけど、今回は疑問詞ですか?
そうですね。「何」「誰」「どこ」などの代表的な疑問詞について説明します。
基本的には肯定文と語順は同じでいいんですよね?
そうですね。でも、文頭に置いたりすることもあります。
注意する用法もあるので、合わせて説明していきますね。
疑問詞は、英語と違い、必ず文頭に置くルールは無く、肯定文と同じ語順にします。
いくつかの疑問詞は文頭に置くこともできますが、その場合、文頭に置いた場合と文末に置いた場合で、意味合いが異なってきます。
以下に、用法で気をつけるべきものを挙げます。
อะไร 「なに、何の」
อะไร [ʔarai] 「なに、何の」を、「何の~」の意味で使う場合は、名詞の後ろに付きます。
ใคร 「誰」
ใคร [khrai] 「誰」は、อะไรと同じく、名詞に後続して「誰の」の意味でも使えますが、通常、所有の意味をはっきりさせるため、ของ [khɔ̌ɔŋ] 「~の」といっしょに使い、ของใคร [khɔ̌ɔŋ khrai] 「誰の~」と言います。
ที่ไหน 「どこ」
ที่ไหน [thîi nǎi] 「どこ」は、ที่ [thîi] 「場所」とไหน [nǎi] 「どの」が結びついて「どこ」の意味になった言葉です。
「どこ」の意味を表すには基本的にはที่ไหนを使いますが、ไป、อยู่、จากなど場所と密接な関係を持つ語といっしょに使われると、ไหน [nǎi] だけでも「どこ」の意味で使われます。
เมื่อไร 「いつ」
เมื่อไร [mʉ̂arai] 「いつ」は、文末に置くと「~する(した)のはいつか」という単純な疑問を表し、文頭に置くと「いつになったら~するのか」という非難の意味の意味を表します。
ทำไม 「なぜ、どうして」
ทำไม [thammai] 「なぜ、どうして」を文頭に置くと、理由を尋ねる文になります。
述語の前にถึงを置き、ทำไมถึง [thammai thʉ̌ŋ] ~とすると、理由を尋ねる気持ちが強くなります。
文末に置くと、「~してどうするのか」というように相手の意図を尋ねます。
場合によっては、非難の意味合いを持った文になります。
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