クワーイくん
ノイ先生、文法の第1回目は何でしょうか?
ノイ先生
クワーイさんは、コピュラ動詞っていう言葉は聞いたことはありますか?
クワーイくん
うーん、英語のBe動詞のことですよね?日本語の「~は…です」の意味ですよね?
ノイ先生
そうです!タイ語にもコピュラ動詞があります。でも、英語とも日本語とも、ちょっと使い方や意味合いが違うので、説明していきますね。
日本語の「A(名詞)はB(名詞)です」という文を作るには、タイ語のコピュラ動詞(英語のbe動詞)である、เป็น [pen] とคือ [khʉʉ] を使います。
コピュラ動詞 เป็นについて
「A เป็น B」という文は、「AはBという属性を持っている、AはBという状態である、AはBという状態になる(なった)」という意味になります。
Bには、Aの属性(職業、身分、性別、性格、性質など)、状態(状態、病名など)を表す名詞が来ます。
例文:
เขาเป็นหมอ [khǎu pen mɔ̌ɔ] 「彼は医者です」(属性:職業、身分)
เขาเป็นคนใจดี [khǎu pen khon cai dii] 「彼は親切な人です」(属性:性格、性質)
ผมเป็นหวัด [phǒm pen wàt] 「僕は風邪をひきました」(属性:状態、病名)
เขาเป็นหมอ [khǎu pen mɔ̌ɔ] 「彼は医者です」(属性:職業、身分)
เขาเป็นคนใจดี [khǎu pen khon cai dii] 「彼は親切な人です」(属性:性格、性質)
ผมเป็นหวัด [phǒm pen wàt] 「僕は風邪をひきました」(属性:状態、病名)
ちなみに、「~という名前です」と言う場合は、名前もその人の属性の一つですが、「A เป็น B」ではなく、「A ชื่อ B」と言います。
コピュラ動詞 คือについて
「A เป็น B」が「その人(物)が持つ属性の一つを表す」のに対して、「A คือ B」は「AとBが同一である、AイコールBである、AとBは一致する」という意味になります。
多くの場合、日本語訳文に「すなわち」という言葉を入れて、「AすなわちBである」と訳すことができる場合、「A คือ B」を使います。
例文:
นี่คือมังคุด [nîi khʉʉ maŋkhút] 「これはマンゴスチンです」
ถ้วนคือจำนวนไม่มีเศษ [thûan khʉʉ camnuan mâi mii sèet] 「“ぴったり”とは端数が無い数のことです」
นี่คือมังคุด [nîi khʉʉ maŋkhút] 「これはマンゴスチンです」
ถ้วนคือจำนวนไม่มีเศษ [thûan khʉʉ camnuan mâi mii sèet] 「“ぴったり”とは端数が無い数のことです」
また、名詞と名詞、もしくは句を並べた形で、間にコピュラ動詞を入れなくても、「AはBです」という意味の文を作ることもできます。
前後の文脈などから、並べた名詞と名詞、もしくは句が、主語と述語と判別できる場合に限られます。
また、主語はนี่やนั่นなどの指示詞であることが多いです。
例文:
นี่เสื้อผม [nîi sʉ̂a phǒm] 「これは僕の服です」
นี่เสื้อผม [nîi sʉ̂a phǒm] 「これは僕の服です」
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