前回は、否定形について勉強しましたけど、今回は何でしょうか?
今回は、疑問文について勉強します。
まずは、肯定文に疑問助詞という終助詞を付けて疑問文にする形を学びます。
日本語でも文の終わりに「~か?」を付けて疑問文にするのに似てますね。
そうですね。色々な形があるので、順に説明していきますね。
タイ語の疑問文は、「はい」か「いいえ」の答えを求める疑問文でも、「何」、「いつ」、「どこ」などの疑問詞を使った疑問文でも、語順は肯定文と変わりません。
英語のように、助動詞を主語の前に置いたり、疑問詞を文頭に置かなければならないという規則はありません。
この項では、まず、疑問助詞を使った疑問文について説明します。
疑問助詞について
「はい」か「いいえ」の答えを求める疑問文は、文末に疑問を表す助詞を置いて作ります。
以下に代表的な、疑問助詞を紹介します。
~หรือ [rʉ̌ʉ] 「~の(か)?」
話し手がすでに知っていること、状況からそのように予想されることについて、「~なのですか?」と確認する場合によく使います。
相づちで使うこともあり、相づちで使う場合は、話し手が予想していた事実と異なっていて、意外や驚きを表します。
~หรือเปล่า [rʉ̌ʉ plàau] 「~か?」
「~か否か」という選択疑問文の形をとっているので、相手に「はい」か「いいえ」の返事をはっきり求める場合によく使われます。
心配や不審の気持ちが表される場合もあります。
~ไหม [mǎi] 「~ですか?~しませんか?」
知らないことや確信の無いことについて、相手に答えを求める場合に使います。
控えめな疑問文になります。
また、肯定の答えを期待する意味合いを持っていることもあります。
このため、相手を誘う場合は、このไหมを使います。
~ใช่ไหม [châi mǎi] 「~ですよね?」
話し手が知っていることや確信していることについて、相手に確認したり、念を押したり、同意を求めたりする場合に使います。
~ไม่ใช่หรือ [mâi châi rʉ̌ʉ] 「~ではないの(か)?」
相手にYesを強く求める疑問助詞です。「当然こうだと思っていたが違うのか」という意味合いです。
これらの疑問文に対する答え方は、様々ですが、基本的には「はい」か「いいえ」の答えを求める疑問文なので、肯定するにはใช่ [châi]、否定するにはไม่ใช่ [mâi châi]、もしくはเปล่า [plàau] で答えるか、動詞や形容詞の肯定形、否定形で答えることもあります。
コピュラ動詞の文を疑問文にするには
コピュラ動詞(be動詞)の文、「AはBです」(「A เป็น B」、「A คือ B」)でも、「はい」か「いいえ」の答えを求める疑問文にするには、文末に、上記で紹介した疑問助詞を付けます。
ただし、ไหมは、「A เป็น B」には使えますが、「A คือ B」にはไหมは付けることができません。
選択疑問文について
選択疑問文は、「A หรือ B」「Aですか、それともBですか」で表されます。
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